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自作PCは高コスパ?パーツ選びの重要性や用途別の構成例を徹底解説

高性能なパソコンにするため、自作PCの製作を考える人もいるのではないでしょうか。自作PCは、メーカー製品よりコスパが良く、高性能なパソコンになる可能性があります。しかし、注意点を理解していなければ、かえって費用が高くなることもあるでしょう。

また、自作PCの製作は初心者だとトラブルが起こることも多いです。失敗しないように必要な知識を身に付ける必要があります

この記事では、自作PCのコスパを良くする方法や知っておくべきトラブルを解説します。


目次[非表示]

  1. 1.自作PCはコスパが良い?
  2. 2.高コスパの自作PCはパーツ選びが重要
    1. 2.1.自作PCに必要なパーツ
  3. 3.自作PCのパーツの選び方
    1. 3.1.パーツの互換性
    2. 3.2.用途に合ったパーツの性能
    3. 3.3.パソコンの大きさ
  4. 4.【用途別】高コスパの自作PCパーツ構成例
    1. 4.1.用途:価格優先・ビジネスでの利用
    2. 4.2.用途:安い自作のゲーミングPC
  5. 5.自作PCのコスパをより良くする方法
    1. 5.1.既存PCのパーツを流用する
    2. 5.2.セット販売・まとめ買いで購入する
    3. 5.3.セール品や中古品から選ぶ
  6. 6.コスパに影響する自作PCの問題やトラブル
    1. 6.1.円安によるパーツ価格の値上げ
    2. 6.2.組み立て時のトラブル
  7. 7.自作PCに関するお悩みはドスパラにお任せ
  8. 8.ドスパラの自作PC組み立て代行・修理の事例
    1. 8.1.事例1:自作PCの組み立て代行依頼
    2. 8.2.事例2:組み換え時に不具合が発生した時の修理
  9. 9.高コスパの自作PCはパーツ選びが重要


自作PCはコスパが良い?


自作PCは、自分でパソコンに必要なパーツを選び、組み立てたパソコンのことです。メーカー製品を購入するよりもスペックの自由度が高く、拡張性に優れているのが特徴です。さらに、価格も安く済む可能性があるため、コスパが良いといわれています。

とくに、メーカー製品の購入を検討している場合、同スペックでも自作パソコンのほうが安価になる傾向にあります。

メーカー製品は、販売時にOSやOfficeソフトのインストールが済んでいるため価格が高くなりがちです。一方で、自作PCは必要なソフトのみをインストールできるため、無駄な費用が発生しません。

さらに、自作PCはケースから自由に選べるため、LEDを搭載したゲーミングPCのような見た目にすることも可能です。

自作PCを組み立てる手順や必要なパーツが知りたい人は、下記の記事でも解説しているためぜひ参考にしてください。


  自作パソコン(自作PC)組立 マニュアル | ドスパラ 自作PC サービス 自作PCを組み立てたいけれど、パーツの準備や手順がよくわからないで困っているなどがあれば、こちらのRyzen自作PC組み立て動画解説とIntel自作PC組み立て解説ページを是非ご覧ください。 https://www.dospara.co.jp/5info/cts_pc_setup.html


高コスパの自作PCはパーツ選びが重要


自作PCはパーツを自由に選べるのが魅力ですが、高性能な最新パーツばかりを購入すれば予算を超えてしまう可能性があります。

コスパよく自作PCを製作したい場合は、高価なパーツを使用する部分と節約できるスペックを明確にして、慎重にパーツ選びを行いましょう。

パーツ選びの基準は、自分がどのような用途でパソコンを使用するかによって異なります。高解像度のゲームを楽しみたい場合は、グラフィックボードやディスプレイに費用を割く必要があるでしょう。

このように、自作PCを製作する場合に優先事柄を明確にすることで、パーツ選びがしやすくなります。なお、メモリやCPUは後から追加や交換も可能なため、一旦は安価なパーツを選ぶ方法もあるでしょう。

自作PCに必要なパーツ

自作PCを製作する場合は、最低限以下のパーツが必要です。


CPU

データの処理やプログラムの実行、システムの管理などを担っているパソコンの頭脳

マザーボード

CPUやメモリ、グラフィックボードなどのパーツを取り付ける基板

メモリ

CPUとストレージの間でやりとりするデータやプログラムを一時的に保存する記憶装置

SSD/HDD

パソコンのデータを記録するストレージ

電源ユニット

家庭用コンセントの交流電源をパソコンで使用する直流電源に変換するパーツ

CPUクーラー

パソコンのCPUを冷却するパーツ


自作PCを製作する際、パーツごとの役割を理解しておけば、故障やトラブルが発生したときも原因が判明しやすくなります。


自作PCのパーツの選び方


自作PCを製作する際、パーツ選びによってパソコンのスペックやコスパが異なります

ここからは、自作PCのパーツの選び方を解説します。

  • パーツの互換性
  • 用途に合ったパーツの性能
  • パソコンの大きさ

パーツの互換性

自作PCを製作するときは、使用するパーツごとに互換性があるか確認しましょう。互換性のないパーツを購入してしまうと、取り付けができないため、新しいパーツを買い直す必要があります。

パーツの互換性に不安がある場合は、購入前にプロに相談しましょう。在籍しているスタッフはパソコンの知識が豊富である場合が多いため、使用したいパーツと互換性のあるパーツを提案してくれるでしょう。

用途に合ったパーツの性能

自作PCのパーツを選ぶときは、パソコンの用途を明確にしておくことで、パーツが選びやすくなります。負荷の高いゲームをするのか、Officeソフトを利用した事務処理をするのかでは、パソコンに求められるスペックが異なります。

高性能なパソコンは多くの用途に対応できますが、一方で価格が高くなるかもしれません。使用する用途に十分なスペックであれば問題ないため、すべてのパーツを高価にするのではなく、用途に合わせて選択しましょう。

なお、複数の用途でパソコンを使用する場合は、負荷が高い用途に合わせて選ぶことで、完成後に動作が重くなる心配を減らせます。

一つのパーツが決まるとそれに合わせてパーツ構成が決まりやすくなるため、優先事項を決めるうちに内容が定まっていくでしょう。

パソコンの大きさ

デスクトップパソコンは場所を取るため、なるべく小さくしたいと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、小さすぎるケースを選んだ場合、排熱がうまくできずに不具合が発生する可能性があります。

一方で、大きすぎるケースを選べば、設置場所が足りない場合もあるでしょう。ケースを購入するときは、設置場所に収まるサイズなのかを確認してから購入すると安心です。ケースが置けるか悩んだときは、外寸を確認して実際にメジャーで測ると良いでしょう。


【用途別】高コスパの自作PCパーツ構成例


用途を理解できても、どのようなパーツ構成にすればよいのかわからず、悩む人もいるでしょう。ここでは、2つの用途に分けて、パーツの構成例を紹介します。

  • 用途:価格優先・ビジネスでの利用
  • 用途:安い自作のゲーミングPC

用途:価格優先・ビジネスでの利用

高性能なパソコンは必要なく、ビジネスシーンでの利用を考えている場合は、価格を抑えた自作PCの製作が可能です。

パーツ名

パーツ

価格(税込)

CPU

​​Intel Core i3 12100 BOX

17,380円

マザーボード

ASRock H610M-HVS/M.2 R2.0 (H610 1700 MicroATX)

8,980円

メモリ

ドスパラセレクト D4D3200-8G2A2 (DDR4 PC4-25600 8GB 2枚組)

4,580円

SSD

ADATA ALEG-800-500GCS-DP (M.2 2280 500GB)

5,580円

PCケース

ZALMAN T8 (ATX)

4,200円

電源ユニット

DEEPCOOL PK450D R-PK450D-FA0B-JP (450W)

4,980円

OS

Microsoft Windows 11 HOME 日本語パッケージ版 (HAJ-00094)

16,380円

合計


62,080円

※価格は記事作成時のものです。

上記は合計62,080円でパソコンが手にできるうえ、Officeやメールなどの簡単な作業が可能な構成です。用途としては、学業やテレワークなどのビジネスメインがおすすめです。

GPUの増設を考えている場合は、電源ユニットの電源容量をあらかじめあげておくと良いでしょう。

用途:安い自作のゲーミングPC

用途にゲームが含まれる場合は、ビジネス用よりもスペックを高めにしておくことでストレスなく楽しめます。

パーツ名

パーツ

価格

CPU

AMD Ryzen 7 5700X BOX

23,980円

マザーボード

ASRock B550M Pro4 (B550 AM4 MicroATX)

10,980円

メモリ

ドスパラセレクト D4D3200-8G2A2 (DDR4 PC4-25600 8GB 2枚組)

4,580円

SSD

Solidigm P41 Plus SSDPFKNU010TZX1 (M.2 2280 1TB)

9,980円

グラフィックボード

Palit NE63050018JE-1070F (GeForce RTX 3050 StormX 6GB)

25,980円

PCケース

DEEPCOOL MACUBE 110 BK R-MACUBE110-BKNGM1N-G-1 (MicroATX ガラス ブラック)

5,778円

電源ユニット

玄人志向 KRPW-BK650W/85+ (650W)

8,980円

CPUクーラー

Scythe(サイズ) 虎徹 MARK3 SCKTT-3000

3,550円

OS

Microsoft Windows 11 HOME 日本語パッケージ版 (HAJ-00094)

16,380円

合計


110,188円

※価格は記事作成時のものです。


上記の構成は合計金額が110,188円となっており、安価にゲーミングPCが製作できます。ゲームだけでなく画像や動画の編集も可能で、Officeソフトも使用できます。

ゲーミングPCが欲しかったものの、高価で手がでないという人におすすめの構成です。


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自作PCのコスパをより良くする方法


自作PCのコスパを良くするためには、意識するべきポイントが3つあります。

  • 既存PCのパーツを流用する
  • セット販売・まとめ買いで購入する
  • セール品や中古品から選ぶ

工夫できる点がないかを確認してから、パーツを購入しましょう。

既存PCのパーツを流用する

現在使用しているパソコンが自作PCやBTOパソコンの場合は、使用中のパーツを流用することで安価に製作が可能です。流用できるパーツは、PCケースや電源、HDD、SDD、光学ドライブなどが該当します。

既存のパーツを流用することで、購入しなければならないパーツが減り、全体的なコストダウンがかないます。もしくは、浮いた予算を高額なパーツに充てることで、スペックの高い自作PCが製作できるでしょう。

セット販売・まとめ買いで購入する

自作PCショップでは、パーツのセット販売が行われているケースがあります。必要なパーツをまとめ買いすることで、全体にかかるコストを減らせるでしょう。

さらに、互換性やパーツ同士の相性による不具合の心配がいりません。一般的には、CPU・マザーボード・メモリのセット販売が多いものの、必要なパーツがセットになっているか確認してから購入しましょう。

セール品や中古品から選ぶ

PCショップでは、お得な価格でセール商品の販売をしているときもあります。こまめにセール商品を確認しておくことで、希望するパーツが販売されるかもしれません。

さらに、オークションサイトを利用すれば、中古パーツが安価に手に入る可能性があります。

希望するパーツの新品が高くて手が出せない場合は、セール品や中古品から合うスペックがないか探しましょう。ただし、中古品やセール品は安価でお得な分、入手するのが難しい可能性もあるため、気になったらできるだけ早めの購入がおすすめです。


コスパに影響する自作PCの問題やトラブル

自作PCは高コスパですが、パーツの選び方や組み立てのトラブルでコスパが悪くなる可能性があります。パーツを購入してから後悔しないよう、どのような問題やトラブルがあるのか理解しておくと安心です。

ここでは、コスパに影響する自作PCの問題やトラブルを解説します。

  • 円安によるパーツ価格の値上げ
  • 組み立て時のトラブル

円安によるパーツ価格の値上げ

近年は円安の影響で、半導体の価格が値上がりしています。とくに、海外製のパーツは日本製よりも高くなる傾向があり、個人輸入ではメーカー製品やBTOパソコンのほうがコスパが良い可能性があります。

このことから、自作PCを製作する際は先に全体でかかるコストを計算しておきましょう。希望するパーツが高額で購入できない場合は、安価なパーツで代用が可能なのか、むしろ自作しないほうが良いのか確認しておくと後悔する心配を減らせます。

なお、購入する際はパーツだけでなく、OSをはじめとした必要なソフトの価格も考慮しましょう。

組み立て時のトラブル

自作PCはパーツ選びだけでなく組み立ても自分で行うため、作業時にピンが折れたり、パーツが破損したりするなどのトラブルが起きる可能性があります。作業中にパーツが破損した場合は買い直す必要があり、余計な費用になりかねません。

さらに、組み立ててもPCが起動するかどうかはわかりません。起動しない場合には、何が原因なのかを自分で調べる必要があります。

最終的にパーツの買い替えや修理が必要になることで予期せぬ出費が増え、コスパが悪くなる可能性があります。最終的に予算オーバーになるケースも少なくないため、自作する際は注意しましょう。


自作PCに関するお悩みはドスパラにお任せ


自作PCの組み立てで悩んだ場合は、ドスパラへの相談がおすすめです。ドスパラにはパソコンの専門知識が豊富なスタッフが在籍しており、ご希望に合わせたスペックのパソコンが製作可能です。

どのようなパソコンを製作すれば良いかわからない人には、3つのおすすめモデルを用意しているため、用途に合わせて選べます。最短で即日対応が可能で、急いでパソコンが必要な場面にも役立つでしょう。

パーツの選択からご依頼いただくこともできますが、すでに所持しているパーツがある人は、持ち込みパーツでの製作依頼も可能です。なるべくコストを抑えたい場合にも、ご期待に添える可能性が高いでしょう。

自作PC作りで悩んだ場合は、まずはドスパラにご相談ください。


  パソコン(PC)組み立て代行|パソコン修理ならドスパラ【公式】 用途に合わせたパーツ選びから組み立てまで承ります。お持ちのパーツ(含む他店ご購入品)の組み立てにもご対応いたします。 https://www.dospara.co.jp/service/srv_assembling.html


ドスパラの自作PC組み立て代行・修理の事例

ドスパラへの依頼を考えていても、どのような事例があるのかわからなければ、不安に思う人もいるのではないでしょうか。

ここでは、ドスパラへ自作PCの組み立てをご依頼いただいた方の事例を2件解説します。自分の状況に当てはめてみて、利用するか検討しましょう。

  • 事例1:自作PCの組み立て代行依頼
  • 事例2:組み換え時に不具合が発生した時の修理

事例1:自作PCの組み立て代行依頼

自作PCの組み立て作業を行っていたが、途中で断念したため、ドスパラに持ち込まれた事例です。

店舗にて持ち込みパーツと破損がないかを確認し、それぞれお預かりしました。組み立て後はすぐに使える状態にしてほしいとのことで、初期設定やゲーミング設定を行ったうえで、ゲームのインストールや設定まで済ませてご返却しています。

診断および作業工賃

33,960円

パーツ代

-

合計

33,960円

※価格は記事作成時のものです。

自作デスクトップパソコン、自作PCの組み立て代行依頼

事例2:組み換え時に不具合が発生した時の修理


自作PCを組み立てていると、異音が聞こえて起動ができなくなってしまったとのことで持ち込まれた事例です。

パソコンをお預かりして状態を確認したところ、CPU用電源ラインが結線されていないことや電源ユニットが通電後すぐに遮断されることを確認しました。マザーボード・CPU・メモリの3点は検証用の電源ユニットで正常に起動することを確認したため、組み立て代行サービスをご提案し、実施しています。

今回は、SSDとWindowsライセンスをご購入いただき、そのほかは持ち込みパーツにて対応しています。

診断および作業工賃

22,800円

パーツ代

31,560円

合計

54,360円

※価格は記事作成時のものです。

自作デスクトップパソコンの修理、組み換え時に不具合が発生


高コスパの自作PCはパーツ選びが重要


自作PCを高コスパで製作するためには、パーツ選びが重要です。自作PCは好きなパーツを選べるからといって、高性能なパーツばかりを選んでいれば、BTOパソコンやメーカー製品よりも高価になってしまう可能性があります。

せっかく購入したパーツを組み立て時に破損させないかが不安な場合は、ドスパラへご相談ください。ドスパラでは組み立て代行だけでなく、作業中の万が一の故障での、修理にも対応しています。

高コスパの自作PCを製作して、有意義なパソコンライフを楽しみましょう。

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