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パソコン初期設定の方法とおすすめ設定項目【初心者でも安心】

パソコンを購入して初めて電源を入れると、画面に「初期設定」が表示されます。
何を選べばよいのか、どんな準備が必要なのか、不安に感じる方も多いでしょう。

本記事では、初心者の方でも迷わず進められるように、Windows 11の初期設定手順をわかりやすく解説します。

初めての方でも安心してスタートできるよう、「準備するもの」や「便利な設定」も丁寧にご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.初期設定の作業について
  2. 2.パソコンの準備(お済でない方へ)
  3. 3.Windows 11の初期設定とアカウント登録のポイント
  4. 4.実際の作業手順
  5. 5.初期設定が終わったらやるべきこと【回復ドライブとおすすめカスタマイズ】
  6. 6.まとめ

初期設定の作業について

パソコンを使い始めるためには、最初に「初期設定」という作業を行う必要があります。

これは、Windowsがスムーズに動作するように準備を整える大切なプロセスです。

作業時間はおおよそ20〜40分程度ですが、インターネット回線の速度やパソコンのスペックによっても多少前後します。


あらかじめ用意するもの

初期設定をスムーズに進めるためには、あらかじめ以下のものを準備しておくと安心です。


◆インターネット(Wi-FiまたはLANケーブル)

Windows 11の初期設定では、Microsoftアカウントの作成や各種セットアップのためにインターネット接続が必須です。

回線が不安定だと途中でエラーになることもあるため、できれば安定した有線接続をおすすめします。

Wi-Fi(無線)を使用する場合は、ルーターの電源が入っており、SSID(Wi-Fiの名前)とパスワードがわかる状態にしておきましょう。

非公開SSIDの場合は、初期設定中に表示されない可能性があるため、ルーター側の設定変更が必要です。


◆メールアドレスとパスワード

Microsoftアカウントを作成するために、メールアドレスとパスワードを用意しましょう。

Outlook.comやHotmailなどのアカウントを持っている方は、そのメールを使用できます。

持っていない方は、初期設定中に新しく取得することも可能です。

プロバイダーやGmailなど他社のメールアドレスでもMicrosoftアカウントに登録できます。


◆スマートフォン(あれば便利)

Microsoftアカウントに2段階認証を設定している場合や、PINコード(暗証番号)がSMSで届くこともあるため、スマホが手元にあると安心です。


◆電源タップ・ケーブル

電源ケーブルの接続は、パソコンに付属のACアダプタをしっかり差し込みましょう。

ケーブルが途中で抜けたりしないように、きつく縛ったり折り曲げたりしないよう注意が必要です。


◆キーボードやマウス

ノートパソコンであれば本体に付属していますが、デスクトップパソコンの場合はUSBやBluetoothで接続する必要があります。

事前に電池や充電の確認も忘れずに行いましょう。


💡 あると便利なもの

◆ケーブルモールや配線カバー

設置場所によっては、電源コードやLANケーブルがごちゃごちゃしてしまうことも。100円ショップなどで手に入るモールを使えば、見た目もすっきりして安全です。


◆メモ帳と筆記具

初期設定中にメモしておきたい情報(アカウント名やパスワードなど)を書き留めておくと、後々のトラブル防止になります。


パソコンの準備(お済でない方へ)

パソコンの初期設定を始める前に、まずは本体や周辺機器の準備を整えましょう。

ノートパソコンかデスクトップパソコンかによって用意するものは少し変わりますが、ここでは共通して確認しておきたいポイントをご紹介します。


パソコンの開梱・設置

新品のパソコンは丁寧に梱包されています。カッターを使って開封する際は、内部のパーツを傷つけないよう注意しましょう。

特に段ボールの切れ目から深く刃を入れると、本体にキズがつく可能性があります。

テープ部分だけを浅くカットするなど、慎重な開封をおすすめします。

クッション材の下にある小物類(電源アダプタやマニュアル)も見落とさないように注意しましょう。


✅設置時のポイント:

  • 通気口をふさがないように配置(壁やカーテンに密着させない)
  • 水平で安定した場所に置く(ぐらつかない机の上など)
  • 日差しや湿気の多い場所を避ける


周辺機器の用意と接続(無線・有線)

ノートパソコンの場合:

基本的には内蔵のキーボード・マウス・Wi-FiでOK
電源ケーブルと無線LANの接続だけで完了することが多いです

デスクトップパソコンの場合:

以下の周辺機器を接続する必要があります。


周辺機器
接続方法
注意点
モニター
HDMIまたはDisplayPort
電源ケーブルと映像ケーブル両方が必要です。
キーボード・マウス
USBまたはBluetooth
初期設定時は有線(USB)接続がおすすめです。
スピーカーなど
USBなど
音が出るかを後で確認しましょう。


電源ケーブルの接続と注意点

パソコンの電源ケーブル(ACアダプタ)は、必ずしっかりと差し込んでください。接続が甘いと途中で電源が切れる原因になります。


✅注意ポイント:

  • ケーブルをきつく結束したまま使用しない(熱や断線の原因)
  • タコ足配線はできるだけ避ける
  • 延長コードを使う場合は通電しているか確認

※一部ノートパソコンでは、電源ボタンを押しても反応しない場合があります。その際は別のコンセントに挿し直す、またはバッテリー残量を確認すると改善されることがあります。


💡 あったら便利なアイテム

◆ケーブルモール・配線カバー

 → デスク周りをすっきり整理でき、安全性もアップします

◆静電気防止手袋またはマット

 → デスクトップ内部を扱うときに静電気からパーツを守れます

◆スマホやタブレット(設定中の補助として)

 → 不明な項目が出たときにすぐに調べられます


Windows 11の初期設定とアカウント登録のポイント

パソコンを購入して初めて電源を入れると、「Windowsを使う準備」として初期設定の画面が表示されます。

これは OOBE(Out Of Box Experience) と呼ばれ、ユーザー名やネットワーク、Microsoft アカウントなどを登録する手順です。

※機種や接続環境によって表示される項目が異なる場合もあります。ご自身のパソコンに付属している説明書なども参考にしながら進めてください。


アカウント登録は「パソコンの鍵をつくる作業」

初期設定の中でも特に重要なのが、「アカウントの追加」です。アカウントとは、そのパソコンの利用者情報を記録し、本人専用の設定やデータを管理するしくみです。

たとえば銀行口座のように、

「ユーザー名」は口座番号、

「パスワード」は暗証番号や通帳印のような役割を持ちます。

Windows 7までは「ローカルアカウント」と呼ばれる、パソコン本体に紐づく形式が主流でしたが、現在では Microsoftアカウントを使う形式が標準になっています。


Microsoftアカウントって何?どう使うの?

Microsoftアカウントは、Windowsの機能やMicrosoftのオンラインサービス(Outlook.com、OneDrive、Microsoft Storeなど)を利用するための共通IDです。

すでにOutlook.comやOneDriveを使っている場合は、そのメールアドレスとパスワードをそのまま使えます。

アカウントを持っていない場合でも、初期設定中に新しいアカウントを作成可能です。
(例:〇〇〇@outlook.com のメールを新たに作成)

また、現在使っているプロバイダーのメール(例:xxx@docomo.ne.jp)を使ってMicrosoftアカウントを作ることもできます。


インターネット接続は必須

Microsoftアカウントを登録するには、初期設定中にインターネットへ接続している必要があります。

接続方法は主に2つ:

  • LANケーブルを使った有線接続

 → 安定した通信ができるのでおすすめです

  • Wi-Fi(無線LAN)への接続

 → 設定途中で表示されるネットワーク一覧から接続します

※Wi-Fiが一覧に表示されない場合は、SSIDが非公開設定になっていないか確認しましょう。


💡ちょっとした豆知識

  • アカウント登録はあとから追加も可能

 → 家族で1台使う場合は、あとから家族用のアカウントを作成できます。

  • Microsoftアカウントを使うと「OneDrive」が自動で有効化

 → 写真やドキュメントが自動的にクラウドにバックアップされ、外出先からもアクセス可能です。


実際の作業手順

ここからは実際の初期設定の手順になります。

画像の通りに進めてください。

「はい」をクリックしましょう。


「はい」をクリックします。


「スキップ」をクリックして進みましょう。


有線LANもしくは無線LANでネットワークに接続しましょう。

※今回は有線LANで接続しています。

無線LANの場合は使用する無線のSSIDを選択し、パスワードを入力します。

接続が完了すると「次へ」が選択できるようになるので、「次へ」クリックします。


ライセンス契約は一通り目を通した後に「同意」をクリックしましょう。

※「同意」を選択しないと先には進めません。


こちらではデバイスに名前を付けます。

その後に「次へ」をクリックします。


「個人用に設定」を選択し、「次へ」をクリックします。


「サインイン」をクリックしましょう。


Microsoftアカウントでサインインを行います。

※アカウントをお持ちでない場合はアカウントを作成しましょう。
(アカウントがありませんか?「作成しましょう」←これをクリックします。)

メールアドレスもしくは電話を入力した後に「次へ」をクリックします。


パスワードを入力後に「サインイン」をクリックします。


「今はスキップ」をクリックしましょう。


PINの作成を行います。

※PIN(暗証番号)とは:パソコン起動時にデスクトップ画面を開くためのパスワードです。


PIN を入力したら「OK」をクリックします。
PIN は数字のみの連続や単純なもの(例:0000)は設定できない場合があります。


「スキップ」をクリックしましょう。


「スキップ」をクリックして先に進みます。


「スキップ」をクリックします。


「今はしない」もしくは「承諾」をクリックしましょう。


「次へ」をクリックします。


「今はしない」をクリックしましょう。


デスクトップ画面もしくは写真の画面が表示されれば完了です。


初期設定が終わったらやるべきこと【回復ドライブとおすすめカスタマイズ】

Windows 11の初期設定が完了したら、いよいよ本格的にパソコンを使い始められます。

ですが、その前にもう少しだけ準備しておくと、トラブルに強く、使いやすい環境を整えることができます。

この章では、初心者の方でも簡単にできる「回復ドライブの作成」と「おすすめ初期カスタマイズ」をまとめてご紹介します。


回復ドライブの作成

万が一、Windowsが起動しなくなった場合や不具合が出たときのために、「回復ドライブ」を作っておくことを強くおすすめします。


✅ 回復ドライブとは?

Windowsを修復・初期化できる「再インストール用USBメモリ」です。
パソコンの調子が悪くなったとき、元の状態に戻せる安心のツール


👇手順はこちらの記事でご確認下さい✨

  https://repair.dospara.co.jp/blog/notes_recoverymedia3 https://repair.dospara.co.jp/blog/notes_recoverymedia3


💡 ワンポイント

作成した回復ドライブは、パソコンとは別の場所に保管するのがおすすめです。
シールやメモで「このパソコン用」と記しておくと後で分かりやすくなります。


初期設定後のおすすめカスタマイズ

設定を少し変更するだけで、より快適に、安全に使えるパソコン環境が整います。

🔹 1. 電源オプションの変更(スリープ・画面の自動オフ)

設定 → システム → 電源とバッテリー「画面をオフにするまでの時間」「スリープにするまでの時間」を調整→ 省エネやバッテリーの持ちに効果的です✨


🔹 2. タスクバーやスタートメニューのカスタマイズ

タスクバーを左揃えに変更したり、不要なアイコンを非表示にしたりして自分好みに整理し、スタートメニューに「よく使うアプリ」をピン留めしておくと便利です☻


🔹 3. Windows Updateの確認

初期設定後すぐに更新プログラムをチェックします。
スタート → 設定 → Windows Update → 更新の確認→ セキュリティや動作安定のために、早めのアップデートを推奨します。


🔹 4. プライバシー設定の見直し

設定 → プライバシーとセキュリティ→ 位置情報や音声入力の使用をオフにしておくと安心
特に不要なデータ収集を避けたい方は、この項目を確認しておきましょう。


まとめ

初期設定が完了すれば、パソコンをすぐに使い始められます。
ただ、トラブルに備えて回復ドライブを作成したり、快適に使えるようにカスタマイズしておくと、より安心です。

少しの手間が、あとあと大きな安心と便利さにつながります。時間のあるうちに、ぜひ設定しておきましょう。

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