ノートパソコン修理、バッテリー交換 を実際に見学!
はじめに
今回ノートパソコンのバッテリー交換を実際に見学し、作業風景や作業時に気を付けていることを質問してきました。
ノートパソコンのバッテリーは平均3年ほどで寿命が来ると言われています。
症状によっては、パソコンを新しく買い替えずとも、バッテリー交換で対応して費用をおさえながら、更に使い続けることができるかもしれません。
この記事を読んでバッテリー交換について知ってもらえればと思います!
バッテリー交換のタイミングは?
バッテリー交換が必要なタイミングや症状は実は複数あります。
充電されなくなったらじゃないの?と思った方もいらっしゃると思います。
しかし、それだけではありません!
「映像が映らない」、「キーボードが反応しない」、「タッチパッドが反応しない」
という症状、実はバッテリーの膨張が原因かもしれません!
映像が映らない
映像が映らない原因として、映像ケーブルに膨張したバッテリーが干渉してしまい、映像が映らない症状が発生してしまう。
キーボードが反応しない・タッチパッドが反応しない
キーボードが反応しない・タッチパッドが反応しない原因として、膨張したバッテリーがキーボードとタッチパッドを圧迫してしまい、操作が効かなくなってしまうなんてことも・・・
こちらの症状は、バッテリーが膨張してしまい、他の部品に悪影響を及ぼしてしまうので、お早めにバッテリー交換を行いましょう。
次に、「充電がされない」、「充電の減りが早い」などの目には見えない症状です。
スマホのバッテリーと同様にパソコンのバッテリーも劣化します。
ただ、膨張と違い、目には見えないものであるため中々気づかない人もいらっしゃると思います。
バッテリーの劣化を確認したい場合は、Windowsに標準装備されているバッテリーレポートで確認できるので是非お試しください!
実際に見学してみた
実際に店舗にお邪魔させていただき、バッテリー交換している作業を見学させていただきました。
今回、MSI ノートパソコン(GS63)のバッテリー交換作業を見学させていただきます。
お持ち込みのご申告症状はバッテリーが膨張した為、交換してほしいとのことでした。
ノートパソコンを横から見てみると若干、膨れているのが確認できました。
今回は、他に不具合が無い為、バッテリ交換のみになります。
では、さっそく裏蓋を開けます。
ここで、作業を担当しているベテランスタッフのWさんからノートパソコンを分解する時の注意点を教えて頂きました!
ノートパソコンの裏蓋を開ける際、ネジをドライバーで外しますが、ネジの大きさが違っている場合があるそうです。
もし、再度裏蓋を付けようとした際、サイズが違うネジを気づかず付けてしまうと天板に貫通してしまい穴が開いてしまうかもしれません。
ネジを外した際は、どこのネジを外したか管理する必要があるそうです。
記事を読んでいる皆さんは、ノートパソコンを分解したことはありますでしょうか?
初めて分解をする方はこちらの注意点を参考にしていただければと思います。
実際に中を見てみるとバッテリーがかなり膨らんでいることがわかりますね。
では、正常のバッテリーと見比べてみましょう。
見比べてみるとさらに膨らんでいることがわかります。
次に、新しいバッテリーを取り付けます。
新しいバッテリーを取り付けたらかなりスッキリしました。
取付作業が終わった後は、裏蓋を閉めて作業終了となります!
なぜ今回のように調子が悪いバッテリーは膨らんでしまうのでしょうか?
バッテリーは化学反応により電気を取り出していますが、化学反応により微量のガスが発生することがあるそうです。
電池の内部にガスがたまることでパンパンに膨らんでしまうのです。
パンパンに膨らんでしまった状態を放置していると、パソコンの形状に悪影響を及ぼしてしまう為、早めに交換を行いましょう!
最後に、本日ご協力いただいたベテランスタッフのWさんに作業中気を付けていることを聞いてみました!
「膨張したバッテリーは取り扱いに注意が必要で、穴が開いてしまうととても危険ですので、慎重に取り扱うことが重要です」とのこと。
終わりに
今回は、バッテリー交換を実際に見学してみました。
バッテリー交換に、ご自身でチャレンジなさる場合は、事前の情報収集を行い、
分解をする際の注意点や、バッテリーの取り扱いに注意をして作業をなさって下さいね。
もし、難しそうと感じられる場合は、ドスパラにご相談下さい。対応の可否と納期・費用をご提案させていただきます。