動画配信に特化した「Z790 LiveMixer」搭載パソコンの組立事例
動画配信に特化したパソコンとは?
今回は、「ドスパラ町田店」に組立代行のご依頼をいただいた オリジナルパソコンについてご紹介致します
組立代行のメリットは、【パーツを細かく指定出来ること】なのですが、
パーツを指定することで、用途に合わせてパソコンの特徴を変化させることが出来るのですゲームのキャラクタークリエイトなら、初期のパラメータ振分でキャラ特性が変わりますよね?
自作PCの場合は、限られた予算をどのパーツに配分するかでPCに特徴が出てくるんです!!
まず、外観はコチラ
自作で人気があるホワイトPCの構成に見えますね
しかし今回組み立てたパソコンのコンセプトは「ゲームと動画編集作業の両立」となっています
ゲームに使える性能を持たせながら、動画編集作業を行う為の内部の構成パーツには、どの様な特徴が有るのでしょうか?
動画配信に特化する、こだわりポイント
では、構成パーツから特徴的なものを解説します
- マザーボード:ASRock Z790 LiveMixer (Z790 1700 ATX DDR5)
ASRockからライブ配信者向けとして発売されたモデルです
特徴①USBポート数が多く、高機能なポートも用意される
背面USBポートが14個 ピンヘッダ9個 合計23個!!
うち2個が「ULTRA USB POWER」電源を強化して安定性を高めたポート
USBオーディオ/USBキャプチャデバイス等バスパワー電力を使用する機材を使う場合に効果を期待出来ます
特徴②AVerMedia社等のキャプチャデバイスの動作確認済
PCデバイスの中で最も相性問題(仕様上動くはずの物が動かない)が起こりやすいのがキャプチャデバイスなのですが、メインメモリの動作確認済リストと同様にメーカーが検証してくれているのはありがたいですね!
- グラフィックボード:Palit NE63070019P2-1041A(RTX3070 GP 8G L)
ゲームを快適にプレイできるだけでなく、GPGPUにより、動画のエンコードやレンダリングに威力を発揮します。
エフェクトをかけた際のプレビューも滑らかに再生され、動画の書き出しもスピーディーに行えます。
- ストレージの組み合わせについて
マザーボードは最新のNVMe Gen5対応のM.2スロットが1つありますが、
ここは、グラフィックボードのPCIEと帯域を取り合うのでGen5にするのは得策ではありません、今回はGen4とGen3のSSDを複数組み合わせて搭載しました
このマザーボードは、M.2ソケットが5つ!!(うちSSDに使用できるのは4つ)もあるので
M.2ソケットを贅沢に使用することが出来ます
SAMSUNG 980PRO MZ-V8P1T0B/IT (M.2 Gen4 1TB) 定番の高速SSD READ7k、WRITE5k
W.D Blue SN570 WDS100T3B0C (PCIe3x4 M.2 1TB) 高コスパSSD READ3k、WRITE3k
W.D WD40EZAX (SATA3 4TB 5400rpm 256MB) 安価で大容量HDD
高速起動やデータ転送を可能にするSSDと大容量のHDDを併用することで、用途に合わせ性能と費用のバランスをとる事が出来ました
Gen3のSSDは、Gen4と同じ容量で約半額となっていますね
用途別に分けると下記の様な使い方になります
動画素材など大きなファイルは、倉庫としてHDDがあると安心です
起動ドライブは、Gen4SSDですが、一定以上の空き容量を確保しておくと速度低下を防ぐことが出来ます (メモリ容量が潤沢でも作業用でここが使用される)
ツールや編集ソフトなど一度起動させたらそのままの物は、Gen3SSDを活用する事で
Gen4SSDに余裕を持たせることが出来るかもです
OS起動用 |
Gen4 SSD |
速度と空き容量、高速起動 |
アプリケーション用 |
Gen3 SSD |
ここを活用するとGen4SSDに余裕が出来る |
動画素材など大きなファイル |
HDD |
速度より大容量 |
4.CPUはi5で良いの?
最新の第13世代 Core i5 13500 となっています
1世代前のCore i5 12600Kよりもコア数が増え、14コア20スレッドの効果で動画エンコードはCore i7 12700Kに迫る性能がありますので、コストパフォーマンス的には非常に優秀と言えるでしょう
Core i5 13500であれば、CPUがボトルネックでRTX3070の性能が発揮できないと言うこともありません
5.水冷クーラーで静音性と最大パフォーマンスの維持
CPUクーラーは、240mmとコンパクトながら水冷のDEEPCOOL LS520 WHが選択されています
Core i5 13500は、通常で65Wの消費電力ですが最大では150Wにもなります
水冷クーラーを使用することで、普段はより静音となり、
負荷が高い状況では温度の上昇を抑えることで連続して高性能を引き出すことが出来ます
ご対応料金・パーツ構成
パソコンのパーツ構成・費用は下記となります。
作業工賃 |
22,000円 |
CPU:INTEL Core i5 13500 BOX(1700/2.5G/24M/C14/T20) |
36,480円 |
グラフィックボード:Palit NE63070019P2-1041A(RTX3070 GP 8G L) |
71,800円 |
マザーボード:ASRock Z790 LiveMixer (Z790 1700 ATX DDR5) |
42,900円 |
電源ユニット:Thermaltake PS-TPG-0850FPCGJP-R (850W RGB) |
17,980円 |
メモリ:ADT AX5U5600C3616G-DCLARWH-DP (DDR5-5600 16GBx2) |
18,800円 |
ストレージ:SAMSUNG 980PRO MZ-V8P1T0B/IT (M.2 Gen4 1TB) |
14,980円 |
ストレージ:W.D Blue SN570 WDS100T3B0C (PCIe3x4 M.2 1TB) |
8,470円 |
ストレージ:W.D WD40EZAX (SATA3 4TB 5400rpm 256MB) |
9,680円 |
CPUクーラー:DEEPCOOL LS520 WH(240mm ARGB 水冷 WH) |
16,980円 |
ケースファン:DEEPCOOL CF120 PLUS WH(120mm RGB 3PK) |
4,660円 |
パソコンケース:FractalDesign FD-C-POA1A-03(Pop Air White TGC) |
13,730円 |
OS(Windows):MS Windows 11 HOME 日本語パッケージ版 |
16,580円 |
合計 |
295,040円 |
配線処理もキレイに仕上げます!
作業終了後は、配線を整えて動作に異常がないことを確認し、お客様にパソコンをお渡し致します
ドスパラではお客様の代わりにオリジナルパソコンの組立作業を承ります
用途に合わせて、専門スタッフがパーツ選びから組立作業まで行います
ドスパラ店舗またはWEB相談窓口まで、お気軽にご相談ください
組立代行サービスについての詳細はこちら▼
今回ご対応させていただいた店舗
「ドスパラ町田店」のアクセス
公共交通機関でお越しになるお客様へ
●最寄駅からの徒歩時間
町田駅から7分
お車でお越しになるお客様へ
●近隣の有料駐車場
ぽっぽ町田(商業施設)徒歩1分
※あくまでも最寄りの駐車場となります。提携駐車場はございませんのでご了承下さい。