catch-img

パソコンのハードディスク(HDD)交換方法!費用や自分で交換する際の注意点も解説

同じパソコンを長年使っていると、データ容量が増え動作が重くなり普段の作業に支障がでてきます。パソコンを買い換えずに済む方法として、ハードディスクの交換を考える人も少なくありません。
ハードディスクの交換は、自分でできる作業ですが専門業者に依頼する方法もあります。
この記事では、パソコンのハードディスクを交換するメリットや交換するときにかかる費用を解説します。それぞれの交換方法の違いを理解して、自分に合った方法を選択しましょう。


目次[非表示]

  1. 1.パソコンのハードディスクを交換するメリット
  2. 2.パソコンのハードディスク交換方法
    1. 2.1.事前準備:データのバックアップと新しいHDDを用意する
    2. 2.2.接続機器やカバーを取り外す
    3. 2.3.古いハードディスクを取り外す
    4. 2.4.新しいハードディスクを取り付ける
    5. 2.5.起動してハードディスクが認識されているか確認する
    6. 2.6.OS再インストール・データ移行
  3. 3.ハードディスク交換におけるクローン作成方法
    1. 3.1.クローンソフトを使用する方法
    2. 3.2.専用機器を使用して作成する方法
  4. 4.パソコンのハードディスクを交換する際の注意点
    1. 4.1.交換方法はOS・デバイスによって異なる
    2. 4.2.交換前に必ずバックアップする
    3. 4.3.静電気対策を行う
    4. 4.4.マザーボードに直接接続されているHDDは交換が難しい
    5. 4.5.HDDの交換に不安があるならプロの専門業者に依頼する
  5. 5.パソコンのハードディスクを交換する際の費用
  6. 6.パソコンのハードディスク交換の事例
    1. 6.1.事例1:お持ち込みHDDの交換作業の事例
    2. 6.2.事例2:HDD→SSD交換・初期設定の交換事例
  7. 7.パソコンのHDD交換はドスパラにお任せ!
  8. 8.ハードディスク交換は専門業者への依頼がおすすめ



パソコンのハードディスクを交換するメリット

ハードディスク交換メリット
ハードディスクを交換する最大のメリットは、処理速度の向上です。一般的にハードディスクの寿命は3〜4年といわれています。ハードディスクは消耗品にあたるため、使用期間が長くなればその分劣化して処理速度が遅くなります。
また、ハードディスクの交換は処理速度が早くなるだけでなく容量の増加も見込めます。もともと使っていたハードディスクより、大きい容量のハードディスクへ変更できるためです。新しいハードディスクは、古いハードディスクに比べて動作も静かで衝撃に強くなります。
パソコンが壊れてしまってからのハードディスクの交換は、中のデータが無事か不安になる人も少なくありません。事前にハードディスクを交換しておけば、パソコンが起動しなくなる・必要なファイルを失うといったトラブルも焦らずに済むでしょう。



パソコンのハードディスク交換方法

ハードディスク交換方法

ここでは、実際にハードディスクを交換する方法を解説します。
パソコンのハードディスクの交換は、機種によってやり方が異なるため注意が必要です。
事前に自分のパソコンの機種を調べ、正しいやり方で進めましょう。


事前準備:データのバックアップと新しいHDDを用意する

交換する前に必ずデータのバックアップをとり、新しいHDDを用意しておきましょう。
データのバックアップは、HDD・SSD・DVD・USBメモリ・SDカード・クラウドストレージで可能です。使いやすい媒体を用意しておくと、スムーズに作業が進むでしょう。
データの移行には手動でOSをインストールし直す「クリーンインストール」と、ソフトを使用する「クローン作成」の2つの方法があります。それぞれの特徴は、以下の通りです。


データ移行方法


特徴


クリーンインストール

手動でOSをインストールし、一から環境設定やアプリケーションの設定をおこなう

クローン作成

ソフトを利用して、もともと使っていたハードディスクのクローンを作成しデータの移行をおこなう


交換する新しいHDDやSSDは、回転数に考慮して用意しましょう。回転数が早いハードディスクは処理も早くなりますが、価格も高くなりがちです。接続規格や価格も異なるため、自身の改善目的や予算などに応じたハードディスクを購入しましょう。

接続機器やカバーを取り外す

実際に作業をはじめるときは、電源ケーブルやマウス、キーボードや外付けドライブなどすべての接続機器を取り外しましょう。電源がついたまま作業を開始すると感電の恐れがあるため、パソコンはシャットダウンしてきます。取り外した後すぐに開始はせず、少し時間を置いてから作業すると安全に交換が可能です。
デスクトップパソコンは、固定されているネジを外せば簡単にケースが外れます。ノートパソコンのハードディスク交換時も、ドライバーを使用し底面を外しましょう。

古いハードディスクを取り外す

ハードディスクの存在を確認できたら、内臓HDDのネジを外し古いハードディスクを取り出します。作業をおこなうときは、ほかの部品を傷つけないよう注意が必要です。
ノートパソコンの場合、ハードディスクを固定している「マウンタ」という金属が存在します。マウンタは新しいハードディスクを固定する場合も必要なため、紛失しないよう注意しましょう。

新しいハードディスクを取り付ける

古いハードディスクを取り外した場所に、新しいハードディスクを取り付けます。ネジを止め直すときは、外れないようにきちんと締めるのが大切です。外していたマウンタやパネルも元の位置に戻し、作業を開始する前の状況まで復元しましょう。
どの機種でも元に戻すまでの工程は変わりませんが、取り付けるときに混乱しそうな場合は、写真データに残しておいたり細かい部品は置く場所を決めておいたりすると安心です。

起動してハードディスクが認識されているか確認する

元通りの状況に戻せたら、パソコンを起動してハードディスクが認識されているか確認しましょう。
パソコンが起動した直後に「F2キー」か「Deleteキー」を連打するとBIOS画面が表示できます。しかし、メーカーによっては異なる可能性があるため、使っているパソコンに合わせて対応しましょう。
ハードディスクが認識されない場合は、設置するときに元通りにできていないため再度開けてみて確認すると安心です。

OS再インストール・データ移行

問題なくハードディスクが認識できていたら、OSの再インストールとデータの移行をおこないます。
OSの再インストールは、Windowsの場合は付属のリカバリディスクを利用すれば簡単です。また、ハードディスクのバックアップをとるときに、クローンを作成していると再インストールの手間が省けます。クローンの使用は、データ移行が不要のためハードディスク交換時には手間が少なくおすすめの方法です。



ハードディスク交換におけるクローン作成方法

クローン作成方法
ハードディスク交換時に便利なクローンの作成方法を解説します。
事前にクローンを作成しておけば、一からパソコンを設定やデータ移行をし直す必要がありません。そのため、ハードディスクの移行作業が終わればすぐにパソコンが使えるのがメリットです。
なるべくすぐに元通りの環境に戻したい場合は、事前にクローンを作成しておくのがおすすめです。


クローンソフトを使用する方法

新しいハードディスクを購入すると、クローンソフトがついている場合があります。付属のクローンソフトを利用すれば、余計な手間や費用をかけずにクローンが作成できるでしょう。購入したハードディスクにクローンソフトがついていなくとも、クローン作成専用のフリーソフトも存在します。必要であれば用意しておき、作業を開始してください。
クローンソフトを利用した作成手順は、以下の通りです。

  1. クローンソフトをインストール
  2. 移行先のHDD・SSDを外付けしてソフトを起動
  3. マニュアルや画面の指示に従いデータのクローンを作成

移行先のHDDやSSDによっては、コネクタの変換アダプタを新しく購入する必要があります。作業を開始する前に、必要な部品が揃っているか確認しましょう。

専用機器を使用して作成する方法

クローンソフトを利用しない場合は、デュプリケーター(HDD/SSDスタンド)と呼ばれる専用機器を使えばクローンの作成ができます。ソフトウェアをインストールする必要がなく、ソフトを利用したクローン作成よりもデータの移行に時間がかかりません。外付けストレージの代わりにもなり、データの移行後も便利に使えます。
専用機器には多くのメリットが存在しますが、別途で購入するため余計な費用がかかるのが注意点です。購入前に価格や使いやすさを検討し、納得してから購入しましょう。



パソコンのハードディスクを交換する際の注意点

ハードディスク交換注意点
パソコンのハードディスクは、正しい手順でおこなえば自分で交換できるうえに費用も安価に済みます。
しかし、失敗すればデータがすべてなくなる危険性もあることは理解しておきましょう。
交換するときの注意点を知っておき、安全に作業するのが大切です。


交換方法はOS・デバイスによって異なる

ハードディスクの交換方法は、パソコンのOSやデバイスによって異なります。同じWindowsでも、OSが古い場合は手順通りに交換できない可能性があるので注意しましょう。
また、使用しているデバイスがWindowsなのか、Macかでもデータの移行方法が異なります。
Macの場合はOSの中に標準装備されている「Time Machine」を利用してバックアップをとります。ハードディスク交換後は、「Time Machine」に残したバックアップデータから復元をおこないましょう。

交換前に必ずバックアップする

ハードディスクを交換する前に、バックアップソフトを使用して必ずバックアップをおこないましょう。
交換作業を素人がおこなう場合は、触ってはいけない場所に触れたり誤って傷をつけたりする危険性があります。何らかのトラブルが起きれば、すべてのデータが失われてしまうかもしれません。
また、無事に交換できたとしても、購入したハードディスクが初期不良を起こす可能性があります。日頃から定期的なバックアップをとっておくと安心です。

静電気対策を行う

ハードディスクの交換作業をするときは、静電気防止の手袋をつけておくとより安全に作業できます。HDDやSSDは精密機器であり、微弱な静電気の影響でも故障する危険性があります。なるべく静電気が発生しないよう配慮し、作業を進めると安全です。
交換前にケーブルやバッテリーを外し、パソコン本体から放電しておきましょう。ケーブルを外した後しばらくしてから作業を開始するのは、感電防止だけでなく静電気を予防する効果も期待できます。

マザーボードに直接接続されているHDDは交換が難しい

使用しているパソコンが薄型のノートパソコンの場合、ハードディスクがマザーボードに直接接続されている可能性があります。
マザーボードとは、パソコン内に多く存在するパーツを接続する基板です。製品によっては、メインボードやシステムボードと呼ぶ場合もあります。
マザーボードに直接接続されたハードディスクは、汎用品と交換ができません。パソコンを開けてもハードディスクが見つからず、マザーボードと接続されている機器の場合は、交換は諦めましょう。

HDDの交換に不安があるならプロの専門業者に依頼する

ハードディスクの交換に不安があれば、プロの専門業者に依頼する方法もあります。
多くの場合、パソコンのハードディスク交換は自分でできますが、素人が作業をおこなう場合失敗する可能性も否定できません。交換自体が問題なくできても、データの移行やOSの再インストールでトラブルが発生するケースも考えられます。最悪の場合、データが消える場合もあるでしょう。
交換が難しいケースもあるため、不安を感じるのであればプロの専門業者に依頼するのがおすすめです。



パソコンのハードディスクを交換する際の費用

ハードディスク交換費用
パソコンのハードディスクを交換するには、どの程度費用が発生するのか知っておくのも大切です。
それぞれの費用を比較して、自分がどの方法を選ぶか検討しましょう。


対応方法


交換費用


自分で対応

パーツ代のみ

PCメーカーに依頼

50,000円〜

専門業者に依頼

16,500円+パーツ代〜


費用だけ見れば自分で交換する方法が安く済みますが、リスクが高いため比較的安価で安全に交換できる専門業者への依頼がおすすめです。選ぶハードディスクによって金額が変わりますが、好きなスペックのハードディスクを選択できます。
パソコンの保証期間内であればPCメーカーへの依頼も方法のひとつですが、保証期間がすぎると高くなる傾向があります。



パソコンのハードディスク交換の事例

ドスパラで実際にあったご相談をもとに、どのようなハードディスク交換の事例があるか2つ紹介します。
症状や対応方法に対して発生する費用を知っておき、依頼するか検討しましょう。


事例1:お持ち込みHDDの交換作業の事例

ノートパソコンのアップグレード、お持ち込みHDDの交換作業

ハードディスク交換事例1

専門業者に依頼する場合、自分が希望するスペックのハードディスクを持ち込む方法が選べます。
ノートパソコンによっては背面を開くだけでなく、キーボードの取り外しが必要になるケースも存在します。専門業者に依頼すれば、自分では難しいケースでも問題なく対応してもらえるのがメリットです。
安全なだけでなく、受付から返却までの時間が短いのも魅力になります。1時間程度で交換は終わり、ハードディスクを持ち込んだため今回のケースで部品代は発生しません。


診断および作業工賃

9,200円

部品代

0円

合計

9,200円​​​​​​​


事例2:HDD→SSD交換・初期設定の交換事例

ノートパソコンアップグレード HDDをSSDにしたい

ハードディスク交換事例2

専門業者を利用すれば、手持ちのパソコンをアップグレードすることも可能です。
HDDを同容量のSSDに交換し、Windowsの新規インストールもおこなっています。初期設定も合わせておこなえば、自宅に帰ってすぐパソコンを使えるのがメリットです。難しい設定も必要なく、パソコン初心者でも手厚いサポートが受けられます。


作業工賃

17,200円

パーツ代

29,280円

初期設定代行サービス

3,300円

合計

49,780円



パソコンのHDD交換はドスパラにお任せ!

パソコンのハードディスク交換なら、ドスパラにお任せください。

パソコンをアップグレードすれば、購入時より動作が早くなり作業がしやすくなるのがメリットです。ご自身で交換するより手間やリスクが少なく済み、交換後はすぐにパソコンが利用できます。
店頭での修理も可能ですが、申し込んでいただければご自宅までパソコンの受け取りに伺うことも可能です。パソコンが当店に到着後最短3日でご返送するため、急いでいるときでも心配ありません。
ドスパラではいままでに20万台以上の修理実績があり、難しいケースでもご希望に添える可能性があります。
安心して依頼できる専門業者をお探しの場合は、ぜひ一度ご相談ください。


  パソコン修理はドスパラ-日本全国40店舗以上を展開するパソコン専門店 パソコン修理プランは宅配引取・訪問サポートと全国展開の店舗へ持ち込みなら最短当日スピード対応。故障の症状ごとに料金確認できます。安心の修理後1ヶ月保証(延長可)あります。 https://www.dospara.co.jp/service/srv_top.html
  パソコンアップグレード パーツ交換・増設|パソコン修理ならドスパラ【公式】 パーツの交換・増設により処理速度向上や保存容量拡張など、パソコンの性能を向上させるサービスです。 https://www.dospara.co.jp/service/srv_pc_assembling.html



ハードディスク交換は専門業者への依頼がおすすめ

パソコンのハードディスク交換は、調べれば自分でおこなう方法がでてくるためチャレンジしたいと考える人も少なくありません。

しかし、自分で交換するのは費用が少なくなる分手間や時間がかかり、安全面でも不安が残ります。

専門業者へ依頼すれば、安全面を確保しつつハードディスクの交換が可能です。少しでも不安が残る場合は、ぜひ専門業者に依頼しましょう。
また、ドスパラではハードディスクの交換だけでなくHDDからSSDへの交換も承っています。
SSDへ交換すればパソコンの高速化ができ、普段の作業がよりスムーズになります。パソコンの動作に不安を感じる方は、ぜひご相談ください。


  SSD換装・交換 パソコン高速化|パソコン修理ならドスパラ【公式】 HDDからSSD換装によりパソコンの動作が速くなる!面倒なデータ引っ越し作業は不要!当店到着後、最短3日で高速化してご返送! https://www.dospara.co.jp/service/srv_ssd-upgrade-service.html



パソコン修理担当
パソコン修理担当
ドスパラのパソコン修理担当

人気の記事

ピックアップ

ドスパラの自作PC組立代行サービス

記事を探す

ドスパラの修理サービス

累計20万台以上の修理実績

最短当日対応

※ 軽度な修理・店舗にパーツがある場合に限ります。(通常は7営業日ほど)

様々なメーカーPCに対応

※ WindowsPCのみの対応

データ保全を重視で安心

※ データ移行、バックアップのメニューをご用意

パソコンで困ったときには
お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

故障かな?と
思った時に。

自宅でサポートが
欲しい時に。

PCパーツを
選んで作るなら。

店舗案内

北海道・東北エリア

関東エリア

中部エリア

関西エリア

中国・四国エリア

九州・沖縄エリア

メーカー別修理・サポート実績