
デスクトップパソコン修理、電源を入れてからすぐに動作が重くなる
ドスパラ松山環状枝松店にデスクトップパソコンの修理を持ち込みでいただきました。
デスクトップパソコンで、電源を投入してから、すぐに動作が重くなってしまうとのこと。
店舗にて、パソコンの症状を確認したところ、お客様の申告症状を確認しましたので、詳細診断を実施しました。
診断の結果、温度検査にてリミット(90℃)に入り、サーマルスロットリングを起こしていることを確認しました。
「サーマルスロットリング」とは、CPUの温度上昇を防ぐ機能のことです。パソコンの動作が重く、熱を持っていると感じる時があると思いますが、ちょうどその時、サーマルスロットリングが働いている状態になります。
お客様の、ご申告の症状の動作が重くなるという症状は、CPUの温度が高くなり、サーマルスロットリングが作動しているためと判断しました。
まず、CPUグリスを確認しましたが、乾いていなかったため、水冷CPUクーラーの不具合で熱をうまく排出できていないと判断しました。
お客様に上記の内容をお伝えし、水冷CPUクーラーの交換をご提案したところ、ご了承をいただきました。
作業内容は、水冷CPUクーラーの交換になります。
水冷CPUクーラーは、Lian Li Galahad AIO 240 BK(SLFAN)(240mm 水冷)に交換しました。
交換作業終了後、90℃前後だった温度は60℃程度に下がり、負荷テストでの高負荷時も70℃程度に安定しました。
お客様と一緒にパソコンの温度が下がったことを確認し、問題がないかを確認した後、パソコンをご返却しました。
修理代金は
診断および作業工賃 14,480円
部品代 17,600円
・内訳:水冷CPUクーラー 17,600円
合計 32,080円
でした。
※画像は別のパソコン修理イメージです。本文とは関係ありません。
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